Manual:Upgrading to 1.10/ja
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このページは MediaWiki の現行ではないバージョンへのアップグレード情報を含んでいます。 可能であればバージョン 1.23.6 にアップグレードするよう勧告します。アップグレードの手引きは Manual:Upgrading/ja にあります。 |
MediaWiki開発チームは、春の訪れと共にMediaWiki 1.10を公開しました。いつもどおり、1.10には以前のバージョンと比べて多くの特徴やバグフィックスがあります。そしてまたいつもどおり、私たちは1.10にアップグレードするためのこの便利なアップグレードガイドを提供します。
Contents
概略[edit | edit source]
最初に、MediaWiki 1.10 の配布パッケージに含まれている UPGRADE ファイルを読んでください。
MediaWiki のアップグレードでは、基本的なところはいつも同じです:
- システム要件を確認する
- リリースノートを読む
- 今あるファイルとデータベースをバックアップする
- 新しいファイルを展開する
- アップデートスクリプトでデータベースをチェックする
- エクステンションをアップグレードする
- アップデートを確認する
システム要件を確認する[edit | edit source]
MediaWiki 1.10 のシステム要件:
- PHP 5.0 以降(5.1 推奨)
- PHP 4 は 1.7 以降サポートされていません。
- 注意:
- Note: 64-bit システム上で稼動する PHP 5.0 には深刻なバグが確認されており、MediaWikiは動作しません。x86_64 (AMD64, EMT64) 系列のシステムをお使いの場合は、PHP 5.1 以降にアップグレードしてください。
- MySQL 4.0 以上
- MySQL 3.x は 1.6 から対象外になりました
リリースノートを読む[edit | edit source]
配布パッケージのアーカイブファイルや SVN からチェックアウトしたファイルの中にはファイル名が大文字になっているファイルがいくつかあり、その中に RELEASE-NOTES があります。さあ、 1.10 で何が変わったか見つけてみましょう。
ファイルとデータベースをバックアップする[edit | edit source]
アップデートスクリプトはよく整備されていて堅牢なのですが、それでもまだ何かを壊してしまうかもしれません。データベーススキーマをアップデートする前に、ウィキのファイルとデータベース両方の完全なバックアップをとってください。
データベース[edit | edit source]
アップデートスクリプトを実行しようとする前に、ウィキのデータベースの完全なバックアップをとってください。スキーマのアップデートに失敗しレコードが壊れたままになってしまった際の保険になります。MySQLについてくる MySQL dump などツールはいろいろあります。
設定[edit | edit source]
LocalSettings.php ファイルのコピーをとってください。これは基本的な設定の詳細や、もしあなたがしたのであれば、 MediaWiki の動作のカスタマイズなどが記録されています。
アップロードされたファイル[edit | edit source]
もしウィキのアップロード機能を有効にしているのであれば、アップロードディレクトリのバックアップもしておく必要があります。初期設定では、images ディレクトリですが、もしかすると LocalSettings.php で変更してあるかもしれません。
エクステンションとカスタムスキン[edit | edit source]
extensions ディレクトリやカスタムスキンを含むファイルやフォルダのすべてのコピーをとってください。
新しいファイルを展開する[edit | edit source]
tarball パッケージを SourceForge からダウンロードしたのであれば展開し、Subversion を使ったのであれば、ファイルをどこか綺麗な場所にエクスポートしてください。それらで今あるファイルをディレクトリ構造を維持したまま上書きしてください。これでコアコードのアップデートは完了しました。
アップデートスクリプトを実行する[edit | edit source]
注意: ウィキのルートディレクトリに AdminSettings.php ファイルがあり、正確な情報が記入されていることを確認してください。データベースのユーザは全権限が必要です。
アップデートの方法としては、コマンドラインからメンテナンススクリプトを実行するのが推奨されていますが、ウェブベースのインストーラを再実行することでも可能です。
シェル[edit | edit source]
コマンドラインや SSH シェルなどで、maintenance ディレクトリに移動し、アップデートスクリプトを実行します。
$ php update.php
MediaWiki はスキーマを調べ、新しいコードに必要なテーブルやカラムを追加します。1.5.x からアップグレードする場合は、この作業が終わったあとに、link テーブルを更新するために refreshLinks.php スクリプトも実行するとよいでしょう。
他の選択肢: phpShell[edit | edit source]
シェルにアクセスできないのであれば、phpShell のようなものも試してみるのもよいでしょう。phpShell は PHP の機能を使ってコマンドラインをエミュレートします。ホスティングサービスの設定によっては動かないかもしれません。
このような手段を用いる場合は、スクリプト開始時のカウントダウンを飛ばすことができたほうがよいこともあります。そうするには、--quick オプションをアップデートスクリプトに渡してください:
$ php update.php --quick
ウェブインストーラを再実行する[edit | edit source]
さらに別の選択肢として、ウェブインストーラを再実行することでもアップデートスクリプトを実行することができます:
- LocalSettings.php の名前を LocalSettings.php.old に変更します。
- config ディレクトリにWebサーバーが書き込めるようにします。
- ウィキにアクセスして、インストーラを実行します。
前のバージョンをインストールしたときと同じ設定で所定の欄を埋めてください。インストール作業が開始されたら、スクリプトは既にあるMediaWikiのデータベースを検出して、データベース構造をアップグレードします。完了すると、新しい LocalSettings.php ファイルが作成されます。
- 新しい設定ファイルを削除します。
- LocalSettings.php.old の名前を LocalSettings.php に戻します。
- config ディレクトリのパーミッションを戻します。
エクステンションをアップグレードする[edit | edit source]
MediaWiki 1.10 で動作するようにアップデートされているエクステンションがあります。それらのエクステンションも最新のバージョンにアップグレードするようにしてください。そのほかのエクステンションについても、自分で変更を加える必要があるかもしれません。
アップデートを確認する[edit | edit source]
さて、アップグレードが完了したら、ブラウザでウィキを開いてページの閲覧や編集が望みどおりに動くかどうか確認しましょう。
Special:Version を開き、正しいバージョンが表示されているかどうかも確認しましょう。
関連項目[edit | edit source]
他のバージョンへアップグレードする際の資料:
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