FreeDOS
FreeDOS でeditプログラムを実行している画面
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| 開発元企業 / 開発者 | Jim Hall & The FreeDOS team |
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| OSの系統 | ディスクオペレーティングシステム |
| 開発状況 | 現在進行中 |
| ソースモデル | オープンソース |
| 最新安定版リリース | 1.1 / 2012年1月2日 |
| カーネル種別 | モノリシック[1][2] |
| 既定のユーザインタフェース | CUI |
| ライセンス | GPL |
| ウェブサイト | http://www.freedos.org/ |
FreeDOS(旧称 Free-Dos あるいは PD-DOS)は、PC/AT互換機のためのオペレーティングシステム (OS) である。サポートの停止したOSであるMS-DOSを代替するために作られた。現在の最新バージョンは、2012年1月1日に公開された1.1である[3]。
多くのハードウェアをサポートしており、1981年発売の旧式IBM PCをはじめ、最新のIntel Core i7 CPUや各種組み込み機器上でも動作する。また、DOSファミリの一員として、FreeDOSはカーネルを介したディスクおよびファイルシステムへのアクセスおよび、簡易メモリ管理機能を提供している。GUIは搭載されていないが、OpenGEMがGUIとして推奨されている。MS-DOS同様、フロッピーディスクまたはハードディスクから起動することができ、ROMからの起動もサポートされている。MS-DOSとは異なり、CD-ROMからも起動できる。FreeDOSはGNU GPLのもとでライセンスされているオープンソースソフトウェアであり、誰でもロイヤリティを払うことなしに自由に独自のディストリビューションを作成し、配布することができる。
目次
歴史[編集]
FreeDOSプロジェクトは、マイクロソフトがMS-DOSの販売中止を発表した1994年6月26日に、ジム・ホールによって開始された。彼はオープンソースの代替DOSを開発する声明を発表し、数週間後にはパット・ヴィリアーニやティム・ノーマンら他のプログラマが参加した。その後、彼ら自身が書いたコードや当時他から利用可能だったコードを集め、カーネル本体やシェル (COMMAND.COM)、基本的なユーティリティなどが作成された。バージョン1.0 は2006年9月3日にリリースされた。
そのままでの利用者は少ないが、ヒューレット・パッカードのビジネス向けPCで「OS無しモデル」を選択すると、動作確認用としてプリインストールされるなど、ホビーユースや古い機種の維持以外にも利用されている。
FreeDOSの公式ウェブサイトからは、リリースやソースファイルなど、全てのプロジェクト関連ファイルがダウンロードできる。
MS-DOSとの関係[編集]
FreeDOSは、MS-DOSとほぼ100%の互換性をもっており、従来MS-DOS上で動いていた旧式のMicrosoft WindowsであるWindows 1.0/Windows 2.0/Windows 3.xシステムもFreeDOS上で動作する。
FreeDOSはいくつかの点でMS-DOSよりも改善されており、例えば国際化や省電力管理、統合化されたASPIなど、マイクロソフトがMS-DOSのサポートを打ち切った当時には存在していなかった新しい標準規格や技術に対応している。またマイクロソフトからスタンドアローンで出ているMS-DOS (バージョン6.22まで)では公式にサポートされていなかったLBAとFAT32ファイルシステム (FAT32からの起動も含む) もサポートしている。
互換性[編集]
一般[編集]
DOSファミリ用に書かれたほとんどのアプリケーションは FreeDOS でも動作する。実行ファイル形式としては、以下のものがサポートされている:
- 旧式の .COM 実行形式
- 標準的な 16ビット .EXE 実行形式
- Borland による 16ビットのDOS プロテクト・モード・インターフェイス (DPMI) 実行形式
- 以下のDOSエクステンダを使用した 32ビット DPMI 実行形式:
- DOS/32A
- Causeway
- DOS/4GW
- GO32/CWSDPMI
- その他
また、HX DOS Extender を使用することにより、多くの Win32 コンソールアプリケーションや、QEMU や Bochs などいくつかのGUIプログラムも FreeDOS 上で動作する。
Windows 1.0 から 3.xx まで[編集]
FreeDOS 上では Microsoft Windows バージョン 1.0 および 2.0 がそのまま動作する。しかし i386プロセッサをサポートした 3.x リリースを「386エンハンスド・モード」で走らせることはできない。Windows 3.0 はリアルモードあるいはスタンダード・モードで走らせることができ、それ以降の Windows 3.x リリースはスタンダード・モードでのみ動作する。Windows for Workgroups 3.11 ではスタンダード・モードのサポートが打ち切られたため、そのままでは FreeDOS上で動かすことはできないが、FreeDOS 用の himem.exe および emm386.exe をそれぞれ Windows に付属している himem.sys と emm386.exe に置き換えれば動かすことができる。[4]
Windows 9x および Windows Me[編集]
Windows 95, 98およびMeは、DOSベースのWindowsオペレーティングシステムだが、これらのOSは、MS-DOSに似てはいるものの独自のブートローダ上で動作し、Windowsシステムと一体化している。そのため、Windows95、98およびMEをFreeDOS上で動作させることはできない。しかしこれらのシステムとは独立にFreeDOSをインストールすることはでき、その場合はFreeDOS付属のMETAKERNプログラムや、LILOやGRUBなどのブートマネージャを利用する。
Windows NT/2000/XP/2003 および ReactOS[編集]
Windows NT系のオペレーティングシステム(Windows 2000、XP および 2003)は MS-DOS をシステムの核として使っていない。これらのシステムではMS-DOSおよび以前のバージョンのWindowsで使われていた FATファイルシステムを使うこともできるが、今ではこれらのシステムは既定のファイルシステムとしてNTFSを使用している。これらのシステムがFATを使っている場合、FreeDOSは同じパーティション上で共存できるが、NTFSを使っている場合は別々のパーティションにしなければならない。この場合、FreeDOSカーネルはWindows NT Boot Loader設定ファイルのboot.iniか、あるいはReactOSのfreeldr.iniを設定することで起動できる。
日本語の扱い[編集]
FreeDOS はおもに英語圏で開発されているため、日本語表示に必要なソフトウェアを含んでいない。FreeDOS/Vページでは、FreeDOSを改造して日本語を扱う方法が紹介されている。 ただし、2006年6月11日以降、事実上メンテナンスが停止している。
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参考文献[編集]
- ^ http://wiki.fdos.org/Kernel/HomePage
- ^ FreeDOS Kernel "An MS-DOS Emulator for Platform Independence & Embedded Systems Development", written by Pat Villani, copyright 1996
- ^ http://sourceforge.net/news/?group_id=5109&id=305444
- ^ 例外として: Windows for Workgroups 3.11 はデバッグモードをサポートしており、これは FreeDOS 上でも動かすことができるが、このモードは以前の Windows 標準モードよりもさらに制限されたものになっている。